目次
かりんのときは、そのときはけっこう突然きた。
まずはいつものようにPICUから治療方針の電話が午前中にあって「血液の菌に効く可能性の高い抗生剤を流していきます」、という話だったので、やることは完全に決まっていた。
ふつうはそのような電話があるとしばらく治療の経過を確認してから連絡がくるので、2日ぐらいは電話は来ないはずだった。
にも関わらずその日の夜8時にPICUから電話がきた。。
ちょうどマクドをスルーしてた。。
電話がきた瞬間、ぱぱちは理解した。
なぜなら、
- かりんはまあまあヤバい状態にあって、
- 治療法はそれしかない状態で、
- その治療をするって確定している状態で、
- なのにこんな時間外な夜にPICUから電話が来た。
ということは。。。
かりんはもうあかんのやなと読んだ。
電話では案の定「もう血圧が出ません。。」ということだった。。
それからすぐに病院へ。
基本コロナなので面会はできないが、最後なので問答無用で面会できる。
(このあたりの詳細はブログの7月9日のところへ)
すでに十分ヤバい状態なのですぐにかりんの近くまでいってしばらく面会。。 徐々に心拍が下がっていく。。。
かりんの心拍がゼロになって瞳孔でご臨終を確認したあとはいろんな器具を外してくれるので、ちょっと待合室へ。
その間に葬儀屋へ連絡。
いろいろ選択肢が多い。。。24時間受付のとこがほとんどなのかな。
死亡したあとはけっこう早々に病院の管轄じゃなくなるので、早々にかりんを迎えに来てもらう。
火葬までの間、葬儀屋さんに管理してもらう感じ。
そのまま家に連れて帰ってしばらく一緒に過ごす、などもオプションで可能。
とりあえず葬儀屋さんに連絡しといて、行けるタイミングになれば再度葬儀屋さんに連絡すれば本格的にかりんを迎えに来てくれるという寸法。
具体的には、死亡診断書が出たら迎えに来てくれる。
死亡が確認された後は、かりんは呼吸器や各種チューブは外してくれてしばらくかりんと面会できる。。もちろんかりんの反応はないが。。
そして
フリーになったかりんと面会して看護師さんたちと雑談していた。ちゃむ(嫁)が看護師さんたちとやたら馴染んでいたので雑談で盛り上がっていた♪ チューブのついていないかりんを見るのはかなり久々。くぅくは1歳。あんまよくわかっていない様子。
かりんの場合は、ここで病理解剖にサインしてたので、その次の日に病理解剖してその後、葬儀屋さんに迎えに来てもらうことになった。 かりんのケースではこのとき、22:00ぐらいなので次の日になったけど、時間帯によってはそのまま当日病理解剖ってのもあるように思う。。
しばらくして遺体安置所にかりんと移動。
そこで2時間ぐらいはかりんのまわりをうろうろしながらかりんとしゃべったりしてた。もちろんかりんの反応はない。。
その日はそれでおわり。(と言っても日付変わってるけど。。)
また13時ぐらいに病理解剖のためまた病院に。。
そしてしばらくして病理解剖が終わり、死亡診断書が出て葬儀屋さんに迎えに来てもらった。
病院の先生や看護師さんたちに見送られて病院での手続きは本格的に終了。
あとは葬儀屋さんとの手続き。
とりあえず葬儀屋さんのところへ行って、早々に死亡届を一緒に書いた。(書き方を教えてくれる)
4つぐらいコピーをくれた。
市役所(役場)での手続きに使うため。
死亡届そのものは葬儀屋さんが出してくれた。
ぱぱちが思うに、これを出さなかったら年金や助成金が止まらないから不正受給防止のために葬儀屋さんが出してるのかな、とも思った。
そして、葬儀のプラン選び。
ここは完全に好みよるところ。
火葬のタイミングはどれぐらい混み合ってるかによる様子。かりんのときはちょっと混んでたのでちょっと伸びた。4日ぐらい。
そして、市役所(役場)でいろんな手続き。子ども手当やら小児医療証やらの停止が主なもの。
死亡届を4つほどコピーでもらっていたのでそれらをがんがん使うのかなと思っていたけど、結局1回も使っていない。葬儀屋さんが最初に手続したものでおわりっぽい。そこからは謄本やら住民票やら。。
予約してた時間に火葬場に行って、火葬してやっと全部終了。
非常に気が進まない状態がずっと続く。。。
入院や手術とは違い、やったところでどうなるというわけでもない手続きを淡々とこなしている。。。
気持ちとしては、晴れやかというか、虚しいというか、儚いというか、かりんが苦痛から解放されてよかったというか、ちゃむ(嫁)多謝というか、くぅくがいなかったらヤバいな~というか・・というようないろいろな気持ちが混ざった感じ。。
かりんのケースでは以上のような流れ。
ぱぱちもちゃむ(嫁)もかりんが死ぬことはよく想像してたけど、その後どうするんだろうな〜と漠然と思ってた。
実際にかりんが他界して、準備不足でなにか手続きに困ったか?といえば別になにも困ってない。。
ただ、死ぬことを想定しているのと実際に死なれるのではかなり違っている。
特に、これから先のことを考えると、もういないんだということが浮き彫りになってくるのでちょっと辛いかもしれない。
かりんはドライブが大好きだったから、深夜だろうが構わずガンガンかりんを連れ出して、かりんがぶち上げだったことを思い出すと、いっぱいドライブ行ってよかったな~と思う♪
お子さんが万が一亡くなってしまったときの手続きの流れの参考になればと思います。 下の動画はちょうどこの手続きをしていた時期のものです。